COP26 グラスゴー気候合意 

2021年10月31日からはじまった国連気候変動枠組条約第26回締約国会議 (COP26) では、今後2030年までの10年間の取り組みが「決定的な10年間」と題し、決定されました。

今回のCOP26では1.5℃目標が正式合意となり、グラスゴー気候合意(Glasgow Climate Pact)と名付けられました。

これまでの議論の中で目標を2℃とするか1.5℃とするかは意見が分かれてきましたが、2030年まで時間がない中で、必要に応じて目標の見直しを行うというという文言を入れる条件で1.5℃目標を明記する重要性が優先されました。

それ以外にも途上国の排出量を削減するための支援や、これまで数値目標が達成されてこなかったことや、途上国への支援不足なども議題に上がり、改めて2025年に向けて目標達成のための新たな努力を続けることが決まり、さらに2025年以降の資金目標に対しての議論も始めることになりました。
相次ぐ異常気象への対応を目的とした資金も2025年までに倍増を目指すことになりました。

京都議定書で認められたCDM(クリーン開発メカニズム)とパリ協定の枠組みの矛盾点にもルールが厳格化され、CDMの削減分を限定的にするというルールも整備されました。

日本は独自にJCM(二国間クレジット制度)という制度を構築し、途上国の排出削減を支援してきたため重要なテーマでしたが、今後は日本が協力した途上国の排出削減枠の一部が日本の削減分としてカウントされることとなりました。

今回のCOP26の特徴は、全体一致よりもテーマごとに国や企業が融資連合を結成していくスタイルとなりました。

日本も官民連携して脱炭素技術、製品、システム、サービス、インフラなどの普及と、温室効果ガス排出削減・吸収への貢献を掲げています。
そのためには
JCMパートナー国を拡大し、2023年COP27エジプトまでにアフリカにおけるJCMの実施を強化することとなりました。

日本は、2030年度において 2013年比 46%削減
さらに50%に向けての挑戦を続ける。とあります。
また、2050年までに温室効果ガスを実質ゼロにすることを目標としています。

次回COP27は、2022年11月、エジプトで開催されます。