COP26 グラスゴー会議は1年延期へ
2020年11月に予定されていたCOP26 グラスゴー会議は、COVID-19の影響で2021年11月に延期となりました。
2015年に採択されたパリ協定は2020年1月に実施段階に入りました。
パリ協定では参加200カ国に対し、産業革命以前より平均気温上昇を2℃未満に抑えるのみならず、2018年にIPCC(気候変動に関する政府間パネル)が発表した「1.5℃特別報告書」によると、各国が提出している2030年までの削減目標を足し合わせても、2100年までに約3℃も気温が上昇してしまうという結果になりました。
パリ協定では、その差を埋めるために、各国が温室効果ガス削減や対策をまとめた国別目標(Nationally Determined Contribution: NDC)を5年毎に国連へ提出することを義務付けており、2020年はCOP初のNDC再提出の年で、各国が目標を引き上げ対策を強化することが期待されていました。
現在、日本では2030年までに2013年度と比べ26%削減を目標としています。
長期的には2050年までに80%の温室効果ガスの削減を目指すことから、抜本的な改革や技術革新などの解決策を必要としています。
この期間、国内目標などの大幅見直しがされるかもしれません。
延期となったCOP26グラスゴー会議は2021年11月に開催予定